植物の種子が、将来成長するためのすべての条件をその中に備えているように、子どもたちもまた、生まれながらにして「伸びようとする心」を持っています。
私たちの役割は、その芽が十分に育つための環境を整えてあげることです。子どもたちは誰でも成長したいと望んでいます。そして、自分自身の力を信じられるようになると、大きく変身していきます。そのために私たちができることは、子どもたちが迷わないように道標を示すことです。
私たちはあくまでも子どもたちの水先案内人です。子どもたちの自主性を重んじ、素朴な疑問や感動を大切にし、好奇心や考える力を養うことが何よりも大切です。一方的に教え込むのではなく考える時間を大切にし、できない部分を責めるのではなく成長のきっかけとして扱い、小さな変化や努力を見逃さずにきちんと認める。それが、桜美学院の指導の軸です。
科学や社会の進歩の激しい時代をたくましく生き抜く力、すなわち、生涯にわたって学習する能力を養ってもらえたらと切に願っています。
だからこそ、私たちの指導には理由があります。
難しい問題ばかりに取り組ませないのは、一人ひとりの発達に合わない負荷が、伸びようとする心を挫いてしまうことがあるからです。
宿題を必要以上に出さないのは、学校の宿題や、家庭で過ごす時間もまた、成長にとって大切な時間だと考えているからです。
夜遅くまで勉強させないのも、同じ理由からです。無理をさせることではなく、自分の力を信じられるようになる経験を積み重ねることを、私たちは大切にしています。
自分の力を信じられるようになった子どもは、どんな環境に置かれても、自分で考え、自分の力で伸びていくことができます。桜美学院は、そのための場所でありたいと考えています。
この考え方は、小学部、中学部、高校部、それぞれのコースの一つひとつの指導に、形となって表れています。